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プログラマーとして稼いでいくためには独立も視野に

稼げるようになったら独立を目指す

稼げるようになったら独立を目指す

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段取り八分

エンジニアの中には、最近急速に普及した快適なネットワーク環境があれば、都心に居を構えていなくても仕事が出来るとあって、敢えて地方での独立を目指す例も見られます。このように働き方や働く環境を自由に選べるようになったのは良いのですが、それでもフリーランスになることはリスクを伴います。会社勤めであれば心配しなくてもよいような、次の仕事が獲得出来るかどうかといった悩みや、仕事が受注出来なければ収入にならないといった不安を常に抱えがちであり、余程の準備と覚悟をして臨まなければ失敗する確率も高いのです。経営者が一番頭を悩ませるのが資金繰りといわれるように、特に金銭の工面は頭の痛い問題です。そして最初に見積もるよりもオーバーしてしまうものであるということを覚悟の上で、フリーランスになればどんな費用が掛かるのかという計算をして、貯金の目標に設定すると良いでしょう。

商売道具

さて何と言っても大切なのは、商売道具です。エンジニアであればパソコンやその周辺機器といったハード面と共に、ソフト面でも開発環境を整える必要があります。初期費用を抑えるために、取り敢えず当面のところは手持ちのもので何とかしようと考えるかもしれませんが、仕事の実績はその一つ一つが評価につながります。そのため間に合わせで済ませるよりは、本当に必要なものを最初からある程度揃えておく姿勢は大切です。またクライアントとのやり取りや、仕事の納品や、あるいは営業活動のためにも、インターネット環境は万全にしておく必要があります。フリーランスは基本的に自分一人で、代わりがいません。そのため突然の機器のトラブルなどで仕事が遅れるようなことがあれば、原則としてその責任を負わなければならないのです。また自宅を事務所や仕事場とする場合であっても、仕事専用の電話やファックスを引いた方が良い場合もあります。更に自宅以外に事務所を借りるのであれば、その費用ももちろん必要です。

営業アイテム

また名刺や封筒などを作成するための費用も、見積もっておかなければなりません。独立当初は特に信用がないため、出来るだけ相手に知ってもらうチャンスは逃したくないものです。そして屋号入りの印鑑や、住所も記載したゴム印なども必要になるでしょう。

将来への投資

会社勤めをしていても、エンジニアとして仕事をする上で、当然求められるスキルや知識の獲得のための勉強を怠ってはなりません。ましてフリーランスになれば、手にする収入は実力次第です。そのため必要な書籍を購入したり、勉強会に参加したりといった、将来への投資のための費用を準備しておく必要があります。またフリーランスは孤立しがちであり、情報収集を兼ねて様々な人と出会うことも大切です。

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フリーランスの案件探しはネットが主流

フリーランスになっても、インターネットにいつでもどこでも素早くアクセス出来るという大変便利な今の環境は、案件探しに有効です。これまでの営業といえば、人脈から少しずつ仕事の輪を広げるといったものでしたが、ネット上の潜在的なクライアントの数は桁違いです。そこでブログやホームページや専門サイトを上手に活用して、実績をアピールすることは大切です。しかしもっと効率よく仕事を獲得したければ、クラウドソーシングなどを利用したサービスや、求人情報や開発案件の情報を提供してくれる専門のエージェントを利用する手があります。

上流工程で差がつく

プログラミングの基礎を学んで、プログラマーとしての現場経験を積むうちに、最初は未経験から始めても、やがて上流工程を担当するようになるでしょう。プログラミングは慣れれば誰でも出来るようになるものですが、その知識を基に上流工程では、更にコミュニケーション能力が求められます。例えばクライアントから直接要求を聞き取って、正確にそれを汲み取った設計や要件定義が出来なければなりませんが、それは理系よりもむしろ文系が得意とするところかもしれません。相手の立場を想像して上手に情報を聞き出す技術や、相手に分かりやすく伝える技術が必要になるのです。

独学か学校か

プログラマーを目指してプログラミングの基礎を学ぼうという場合、独学でやり通す覚悟を固めるのは並大抵のものではありません。初心者向けの定評のある書籍も出回っており、ネット上にも情報は溢れていますが、そもそもふさわしい学習環境を整えなければなりません。そして疑問を解消するための検索方法を知らなければ歯が立ちませんし、躓いても自力で起き上がらなければなりません。その点学校に通えば、カリキュラムに沿って無理なく学習出来るように指導してもらえますし、共に頑張る友人も出来て、実践向けではなくても様々な経験も出来ます。