このサイトは文系卒でプログラマーを目指す人を応援するサイトですが、なぜこのようなサイトを立ち上げたかと言うと、私自身が文系卒だからです。まず最初に、私のプロフィールをざっとご紹介します。
大学は、三流大学の経営学部出身です。バリバリの文系出身で、成績はいつもぎりぎり平均点というところでしょうか。卒業後の進路もあまり深く考えてはいませんでした。特にやりたいことがあったわけでもなく、そこそこ大手の営業部に何とか内定をもらい、企業ブランドだけで満足し、無事に入社しました。
入社後は新規開拓営業部門に配属されました。いわゆる飛び込みの外回り営業です。毎朝、部門内の簡易ミーティングをして、9:30には外に出て、与えられた訪問先リストをひたすら回り、18:00頃に社に戻り、日報を作成提出するという毎日で、やる気を出して張り切っていたのは最初の1週間程度でしょうか・・・。
飛び込みで訪問しても、歓迎してくれる人なんて殆どいません。歓迎どころか、迷惑そうな顔をされるのが普通。迷惑そうな顔でも人として応対してくれればまだマシなぐらいで、理不尽に怒鳴られることもありました。そんな状況で、日々の日報に書けることもほとんどありません。あっという間に中身のない日報が出来上がり、気後れしながら提出し、先輩や上司が仕事をしている間は何となく帰りづらくて残っていて21:00ぐらいにやっと帰るという日々でした。
心身ともに疲れきって、夜も休みの日も、遊びに行く気力もなくただ寝るだけ。これが社会人なのかとげんなりしながら、あきらめて過ごしていました。それでも1年ぐらいそんな生活を続けていたら、営業にも慣れ生活リズムもできあがっていきました。
仕事にも慣れ、こんなもんだと思いながら暮らしていたはずなのに、外回りの移動中にふと、「これいつまで続けるんだろう」と思ってしまったんです。その突然わきあがった疑問のような不安のような思いは、その後も消えることなく、徐々に大きくなっていきました。今思えば、逃避意識でしかなかったのかもしれませんが、その時に考え至ったのが「手に職をつけないとマズイ」という結論でした。まだ23歳です(笑)
手に職をつけると言っても何をすればよいのかわからず、なんとなく成長しそうな業界だなってことでIT業界を目指し、どういうわけか採用されました。1年の営業経験が面接で活かせたのでしょうか(苦笑)。
なにせ当時の私は、パソコンもろくに使えない完全なるド素人でした。先輩に「んじゃ、メモ帳ひらこうか」といわれ、そそくさと紙のメモを開き、先輩にポカンとされました。その時の先輩の何ともいえない表情は今でも脳裏に焼きついています・・・。
そんなひどい有様でしたが、今ではC、C++、Javaの他、PHPなどWeb系も何とかひと通りこなせるようになり、プロジェクトマネージャーとしてプロジェクトをまとめられるようになりました。メモ帳事件の先輩には、今でも「あの時は気が遠くなった」と笑われます。
振り返ってみれば、私がやったことは、ただ淡々と目の前にあることに取り組んできただけです。こんなヤツでもプログラマーになれるんだったら大丈夫そうだな。と思っていただけたのではないでしょうか。
文系のこんなヤツが何とかなっているんですから、あなたにもできます!
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フリーランスになっても、インターネットにいつでもどこでも素早くアクセス出来るという大変便利な今の環境は、案件探しに有効です。これまでの営業といえば、人脈から少しずつ仕事の輪を広げるといったものでしたが、ネット上の潜在的なクライアントの数は桁違いです。そこでブログやホームページや専門サイトを上手に活用して、実績をアピールすることは大切です。しかしもっと効率よく仕事を獲得したければ、クラウドソーシングなどを利用したサービスや、求人情報や開発案件の情報を提供してくれる専門のエージェントを利用する手があります。
プログラミングの基礎を学んで、プログラマーとしての現場経験を積むうちに、最初は未経験から始めても、やがて上流工程を担当するようになるでしょう。プログラミングは慣れれば誰でも出来るようになるものですが、その知識を基に上流工程では、更にコミュニケーション能力が求められます。例えばクライアントから直接要求を聞き取って、正確にそれを汲み取った設計や要件定義が出来なければなりませんが、それは理系よりもむしろ文系が得意とするところかもしれません。相手の立場を想像して上手に情報を聞き出す技術や、相手に分かりやすく伝える技術が必要になるのです。
プログラマーを目指してプログラミングの基礎を学ぼうという場合、独学でやり通す覚悟を固めるのは並大抵のものではありません。初心者向けの定評のある書籍も出回っており、ネット上にも情報は溢れていますが、そもそもふさわしい学習環境を整えなければなりません。そして疑問を解消するための検索方法を知らなければ歯が立ちませんし、躓いても自力で起き上がらなければなりません。その点学校に通えば、カリキュラムに沿って無理なく学習出来るように指導してもらえますし、共に頑張る友人も出来て、実践向けではなくても様々な経験も出来ます。