文系プログラマーならではの苦労をケース別に紹介
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文系出身からプログラマーを目指すことは十分可能です。しかし、理系出身者と対等に渡り合うには、それなりの努力も必要になるでしょう。「文系からプログラマーを目指す際に、どんな苦労があるのか知りたい」という方にいくつかのケースを紹介していきます。
理系出身者は、大学でプログラミングを学んだり、実際に開発に挑戦したりとプログラミングに触れる機会が豊富にあります。一方、文系出身者は、プログラミングに触れる機会がないまま社会人になるケースがほとんど。プログラミングを独学で学んだという人も、その知識は限られているのが現状です。理系出身者とスタートラインから差がついてしまい、自信をなくしてしまう文系出身者もいます。ときには、挫折感を味わうこともあるかもしれません。
文系出身者のなかには、入社後の研修で初めてプログラミングに触れるという人もいます。すでに複数のプログラミング言語に触れた経験を持つ理系出身者とは異なり、文系出身者は研修についていくだけでもひと苦労。なんとか追いつこうと参考書や研修資料を読み漁っても、専門用語や複雑な概念が理解できず、途方に暮れることもあるでしょう。「周りのみんなは理解しているのに、自分だけ置いていかれている」という焦燥感から、文系出身者は先輩に質問する回数が自然と多くなりがちです。ただ、質問することを否定的に捉える必要はありません。分からないことを素直に聞ける姿勢は、文系プログラマーの強みにもなり得ます。研修に必死についていこうとするその姿は、先輩からみても好印象に映るはずです。研修中は苦労することも多いかもしれませんが、先輩の力を借りつつ乗り越えていきましょう。
IT業界には、独特の専門用語が溢れています。理系出身者にとっては馴染みのある用語でも、文系出身者には「異国の言葉」 のように聞こえるかもしれません。仕事を始めたばかりの頃は、会議や打ち合わせで飛び交う専門用語が理解できず、苦労することもあるでしょう。分からない専門用語があったときは都度調べ、身につける努力をすることが大切です。
文系出身者は、学生時代にプログラマーの先輩と話す機会が少ない傾向にあります。プログラマーのリアルな声を知らないまま入社し、 「こんなはずじゃなかった…」 と思ってしまうケースもあるようです。文系からプログラマーを目指す際は、理系出身者以上に情報収集をしていく必要があるでしょう。
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プログラミングの基礎を学んで、プログラマーとしての現場経験を積むうちに、最初は未経験から始めても、やがて上流工程を担当するようになるでしょう。プログラミングは慣れれば誰でも出来るようになるものですが、その知識を基に上流工程では、更にコミュニケーション能力が求められます。例えばクライアントから直接要求を聞き取って、正確にそれを汲み取った設計や要件定義が出来なければなりませんが、それは理系よりもむしろ文系が得意とするところかもしれません。相手の立場を想像して上手に情報を聞き出す技術や、相手に分かりやすく伝える技術が必要になるのです。
プログラマーを目指してプログラミングの基礎を学ぼうという場合、独学でやり通す覚悟を固めるのは並大抵のものではありません。初心者向けの定評のある書籍も出回っており、ネット上にも情報は溢れていますが、そもそもふさわしい学習環境を整えなければなりません。そして疑問を解消するための検索方法を知らなければ歯が立ちませんし、躓いても自力で起き上がらなければなりません。その点学校に通えば、カリキュラムに沿って無理なく学習出来るように指導してもらえますし、共に頑張る友人も出来て、実践向けではなくても様々な経験も出来ます。
文系大学卒業後、営業職を経てプログラマーに転身し、現職はプロジェクトマネージャーとして働いています。
