文系出身でプログラマーを目指すとなれば、多かれ少なかれ不安を感じることもあるでしょう。しかし、諦める必要はありません。職業を選ぶうえで大切なのは、自分の気持ちです。プログラミングの作業が楽しいと思えるのであれば、文系出身で挑戦する価値は十分あります。
プログラマーの醍醐味といえば、自分のアイデアがつまったWebサイトやアプリ、ゲームなどを作り出せること。文系の方は、知識や関心の幅が広く、発想力も豊かな傾向にあります。プログラマーとして活躍すれば、次々と湧き上がるアイデアが形になっていく楽しさを味わうことができるでしょう。
プログラミングは奥が深く、勉強すればするほど新たな発見があります。文系出身者は、常に新鮮な気持ちでプログラミングの勉強と向き合うことができるはずです。新しいコードを覚える度に、できることが増えていくのもプログラミングの魅力。自身の成長を日々感じられるのは、プログラミング初心者の特権かもしれません。
コードの内容がどれだけ素晴らしくても、スペルミスが一つあるだけでプログラムは正常に動かなくなってしまいます。間違いを見つけ、手直ししていくのは、なかなか根気のいる作業です。しかし、この大変な工程を経た先に大きな達成感があることを多くのプログラマーが知っています。そして、その達成感こそがプログラミングのやりがいであり、楽しさであるといえるかもしれません。
そんな中、スペルミスを見つける工程自体が楽しいと思う人もいます。文章校正が得意な文系出身者もその一人。添削スキルの高さを、スペルミスのチェック作業に活かせるでしょう。
誰かに作品を褒められたときに、プログラミングの楽しさを実感する人もいます。評価されることで自信がつき、創作意欲がさらに高まるケースも。最初のうちはできることに限りがあるかもしれませんが、まずは挑戦してみることが大切です。
対人スキルの高さを評価される文系出身者も多くいます。本人は周囲の人とのコミュニケーションを楽しんでいるだけかもしれませんが、その人間力は将来プログラマーとして活躍するうえで、大きな強みになるでしょう。
プログラミングスキルが上達するにつれ、「プログラミングしているときが一番楽しい」「美しいコードを考えているときが一番幸せ」と感じるようになる可能性も十分あります。そのような方にとって、プログラマーの仕事は天職といえるでしょう。それほどの情熱を捧げられるのであれば、文系も理系も関係ありません。自分の気持ちに正直になり、文系プログラマーの道を歩んでいきましょう。
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プログラミングの基礎を学んで、プログラマーとしての現場経験を積むうちに、最初は未経験から始めても、やがて上流工程を担当するようになるでしょう。プログラミングは慣れれば誰でも出来るようになるものですが、その知識を基に上流工程では、更にコミュニケーション能力が求められます。例えばクライアントから直接要求を聞き取って、正確にそれを汲み取った設計や要件定義が出来なければなりませんが、それは理系よりもむしろ文系が得意とするところかもしれません。相手の立場を想像して上手に情報を聞き出す技術や、相手に分かりやすく伝える技術が必要になるのです。
プログラマーを目指してプログラミングの基礎を学ぼうという場合、独学でやり通す覚悟を固めるのは並大抵のものではありません。初心者向けの定評のある書籍も出回っており、ネット上にも情報は溢れていますが、そもそもふさわしい学習環境を整えなければなりません。そして疑問を解消するための検索方法を知らなければ歯が立ちませんし、躓いても自力で起き上がらなければなりません。その点学校に通えば、カリキュラムに沿って無理なく学習出来るように指導してもらえますし、共に頑張る友人も出来て、実践向けではなくても様々な経験も出来ます。